慢性腰痛とは、三ヶ月以上続く腰の痛みのことを言います。
これは「3ヶ月間ずーっと腰が痛い状態が続いている」ということではありません。
痛みは感じていなかったとしても、腰が悪い状態が3ヶ月以上続いていれば慢性腰痛ということができます。
こんな状態は慢性腰痛です。
- たまに腰が痛くなることがある
- ぎっくり腰を繰り返している
- 重いものさえ持たなければ痛くならないから平気と感じている
- 腰を反らさなければ痛くない
- 重いものを持つときはコルセットが手放せない
- 疲れがたまると腰が痛くなる
- 朝起きたときだけ腰が痛むが、動き出せば平気になる
- 腰が痛くならないための、寝る前のストレッチが欠かせない
- 長く歩くと腰が重くなるけど、少し座って休めば良くなるから平気
- 長く座っていると腰が重くなる
- あぐらで座っていると腰が張ってくるが、正座したり寄りかかっていれば大丈夫
普通の生活をしているぶんにはそれほど困っていなかったり、特定の動作などしなければ痛くならない場合であっても、
腰痛を出すキッカケにハマってしまうと「急に腰が痛くなった」ということになります。
私の整体院に来る患者さんの中にも、「数日前から急に腰が痛くなった」と来院される患者さんがいます。
しかし、よくよく話を聞いていくと、普段から腰に重さを感じていたり、何度も腰痛を繰り返していたりと、実は以前から腰の状態が悪かったということが多々あります。
患者さん本人も話をしているうちに、はじめて自分が慢性腰痛だったんだと気がついたりします。
慢性腰痛チェック
あなたの腰はどんな状態でしょうか・・・?
- 腰に手を当てて、指先で腰の筋肉をグッと押してみて、痛いところや固くコリになっていませんか?
- 前屈して腰に痛みや違和感はありませんか?
- 後屈(体を後ろに反らして)して腰に痛みや圧迫感はありませんか?
- 側屈(体を横に倒して)して腰に痛みや違和感はありませんか?左右ともに確認してください。
- 体を捻って腰に痛みや違和感はありませんか?左右とも確認してください。
どれか一つでも当てはまった人は、今は腰痛で困っていなかったしても腰の状態は健康ではありません。
次に腰痛のなりやすさを確認します。
- 壁に寄りかかって立って、ヘソを左右にズラさないで片足立ちできない
- 大きく息を吸い込んだ時に、お腹ではなく胸が膨らむ
- 鼻から10秒以上ゆっくり息を吐くことができない
- お尻の穴をギューっと強く締めることができない
- 口をギューっと尖らせて、タコの口を作りづらい
- うつ伏せになって、お尻に向かって膝を折って腰に痛みや違和感がある
- ふだんの舌の位置が上アゴにべったりくっついていない
- 細かいものをつまむとき、親指と中指よりも、親指と人指し指のほうがつまみづらい
- 猫背や反り腰など、普段の姿勢が悪い
- 慢性的に肩こり、首こりがある
項目に当てはまる数が多ければ多いほど、腰が痛くなるリスクは多くなります。
「急に腰が痛くなった」とならないように、痛みの出る前に腰の健康を取り戻しましょう