体のつながりを意識して全身を調整する

私の整体では、腰だけを調整するのではなく、体のパーツ同士のつながりを意識して全身を調整します。

そのため私の整体では腰痛のぶり返しが少ないく、また、肩こりや膝の痛みなどの腰以外の不調も同時に改善されていきます。

体はつながっている

患者さんが悪いと感じているのは、もちろん腰です。
しかし、人の体はロボットのように体の部分、部分が個々で動いているのではなく、体の部分やパーツ同士がお互い関連しあって動いています。多くの筋肉や関節を使って動作すると、滑らかな動きや大きな力を出すことができるようになります。

たとえばドアノブを回すとき・・・
普通は片手で手首を返せばクルッと回ってくれます。
しかし、動きが硬ければ肩から腕全体を使って回します。
それでも回らなければ、両手で回しますし、更に硬ければ奥歯を噛み締め全身に力を込めます。

また、人は重いものを持つときお腹にグッと力を込めます。
お腹に力を込めると、コルセットをしているときのように腰がビシッと安定して強い力が出せるようになります。
お腹に力が入らなくなると腰が不安定になってしまうのです。

ぎっくり腰のとき動けなくなるのは、痛みのせいもありますが、お腹が不安定になってしまうことが原因です。

お腹に力を入れるのには、息を止めたり、奥歯を噛み締めたり、肩や首の筋肉を固くしたりと色々な方法があります。

そのため、息を止めやすくするには呼吸しやすいように体を調整する必要があります。
奥歯を噛みしめるには顎関節周りの噛みしめる筋肉を調整しますし、肩こり首こりを解消するように働きかけます。

また、足元が不安定だと力を出すことができません。
そのため、足首の調整も必要になります。

こうなると、結果的に全身を調整することになるのです。

 

足首を捻挫して痛みが強く、どうやっても歩けないだろうという状態であっても、人は足首に体重をかけないようにびっこを引きながら何とか歩きます。足首以外の部分が頑張ってくれるのです。

ただ、その状態を長く続けていると、そのうち腰が痛くなってきたりします。
腰が足首をかばってくれていた結果です。

こんなとき腰を治療しても、足首のねんざが良くならないと、また痛くなります。
しかし、腰を治療すれば足首をかばいやすくなるため歩きやすくはなります。

だったら、足首も腰も一緒に治療するのがもっとも効果的です。

 

整体で体のつながりが実感できる

全身を調整するとき「つながり」を考えながらも「体を動かしているのは筋肉である」という当たり前のことを意識しています。
筋肉の硬さや柔軟性を取り戻せるように、頭から足の先まで全身の筋肉を調整しています。

すると、腕の筋肉を調整したら背中の筋肉が緩んできたり、肩のコリが楽になってきたりというような変化が出てきます。
そして、背中や肩の筋肉が緩んでくると固くなっていた腰の筋肉がフワッと緩んできます。

私は、腰とそれ以外の部分の体のつながりも患者さんにも感じてもらえるように調整することを心がけています。

痛いところとは違う部分を調整することで、痛みが取れてきたり、姿勢が変わったりなど、体に変化が起こることを体験することで、体は全体がつなががっていて、相互に影響しあっていることを実感してもらっています。

その結果・・・

  • 自分の体調や、悪いところを自分で感じることができる。
  • 「腰」という部分ではなく体全体、全身が整う感覚を感じることができる。
  • 痛みが無くなっていく、柔軟性が上がる、筋肉が柔らかくなっていくなど、体が変化していくのを感じることができる。

全身を整えるメリット

全身を整えることは、たいへん手間がかかります。
時間もかかりますし、体のつながりを考えながらの施術は頭が疲れます。

効果が高いことは判っていても、他の整体院でおこなうことができないのも納得がいきます。

全身を整えることは大変、でもそれ以上のメリットがあります。

  • 腰痛の原因を自分で実感することができる。
  • 体のパーツ同士のつながりを実感することができる。
  • 色々な原因を一気に潰すことができるので、腰痛のぶり返しが少ないく効果が高い。
  • 腰痛を治しにきたのに、肩こりや膝の痛みなど腰以外の不調も同時に改善されていく。
  • 今現在の体調や、悪いところを自分で感じることができる。
  • 「腰」という部分ではなく体全体、全身が整う感覚を感じることができる。
  • 痛みが無くなっていく、柔軟性が上がる、筋肉が柔らかくなっていくなど、体が変化していくのを感じることができる。