カルテをつけています
施術のあとには、その日の体の状態や施術の内容、施術をした結果の体の変化、次回以降の課題などを
記入して、患者さんごとに作成しているカルテに記録を残しています。
カルテに記録をつけるのは、大きく3つの理由があります。
- 計画的に施術をおこなうため
- その日の施術の振り返りのため
- 体の変化を確認するため
私が手間をかけても、施術後にカルテをつけ続ける理由をお伝えします。
カルテを記入する理由1 計画的に施術をおこなうため
カルテをつけることは、現在地を確認する作業になります。
慢性腰痛は痛みが取れてからが、本当の完治への道の始まりになります。
一歩一歩ゴールに向かって階段を登るように計画的に体を変化させていくのです。
そのために今の体の状態(現在地)を把握しておく必要があります。
現在地がわからないと、どちらに進んで行けばいいのか分からずに迷子になってしまいます。
今日の施術は、きちんとゴールに向かっていたのか?間違えた方向に進んでいないか?
カルテを見直すことで、ゴールに一歩一歩近づいていることを確認することができます。
カルテを記入する理由2 その日の施術の振り返りのため
カルテは患者さんが帰ったあとに、施術を振り返りながら記入します。
- 前回の施術後の変化、施術前の体調、姿勢にについて
- その日の施術の内容
- 施術後の患者さんの変化
- 施術の反省と次回の施術方針の決定・・・など
カルテを記入する理由3 体の変化を確認するため
カルテを確認することで、患者さんの症状の変化を振り返ることができます。
- 前回からの症状の変化、体の変化を確認するための材料として
- 前回の施術では、こういう症状だったので、こういう施術をしたらこういう結果になったが、
今回は体調はどうだろうか?症状の戻りは無かったか? - 自宅に帰ってから、こういうセルフケアをしてもらうように指導したが効果はどうだったろう?
うまくできただろうか?
- 前回の施術では、こういう症状だったので、こういう施術をしたらこういう結果になったが、
- 過去の施術や症状を振り返るため
- 患者さんの中には、体調管理のために長年通っていただいている方もいます。
カルテを見れば、体の変化と以前あった症状、そのときの対処法、どのくらいで改善したのか?
など確認することができます。
- 患者さんの中には、体調管理のために長年通っていただいている方もいます。
カルテをつけることは体の変化を記録すること
慢性化してしまっている腰痛を完治させるには、時間がかかります。
行き当たりばったりの思いつきの施術では、遠回りの施術になり改善に時間がかかってしまい、
治るものも治らなくなることもあります。
最短で効果的に腰痛を改善するためには、計画的に体を変化させていくことが必要になります。
カルテをつけることは、体の変化を記録することです。
カルテを見直すことで、計画通りに改善しているのか確認することができます。
計画通りに進んでいなければ修正することができますし、うまく行っていれば改善のスピードを加速させることもできます。